どんな、ずぼらな女性でも「化粧水」くらいは、毎日、使っているのではないでしょうか。それほど「化粧水」は女性にとって身近で欠かせないもの。でも、そのお値段は実にさまざまで、1本数百円の安価なものから、数万円の高価なものまで、まさにピンからキリまで揃った品ぞろえです。以前は私もかなり高価な化粧品を必死で使い続けていました。たしかに一時的にお肌がしっとりしますし、しみも薄くなったような気がしますが、しょせんは一般庶民。あっと驚くような劇的な効果もなければ、一晩眠っていきなり「石原さとみ」のような肌になれるわけでもありません。しだいに効果が疑わしく感じられ、安価な化粧水に変えてみたのですが、やはり劇的な効果もない分、逆に「あーこんなに、ひどいことになって」などという失望感もないまま、現在に至っています。はっきりいって高価な化粧品の価値というのが、私にはよくわかりません。友人に聞いてみると「○○がすごくいい」という噂を聞くたびに新しいものを次々と購入しては辞めるを繰り返している人、惰性で同じものを使い続けている人など、似たような思いを抱えている人が多いことに気づかされます。本当に高価な化粧品にはそれにみあった価値があるのでしょうか。
コイヴ ヒルナンデス