京都は洛北、御室妙心寺近くに創業90年になる料理旅館・濱登久があります。味の美・器の美・盛りつけの美の[3つの美]を追求し続けて、来られる人々の空腹と心を満たしてきた濱登久が、2011年の新春を迎えるのにふさわしいおせち料理を作りました。
その中で群を抜いているのが、3段重ではないでしょうか?4~5人前で21.5センチ角のお重の中に53品もおかずが入っているんです。中に盛りつけられているおかずの素晴らしいこと。
[美味遊楽創]の言葉の元に、冒頭に書いた3つの美を表現したものなんです。おせちの定番である伊達巻きも、ゆっくり時間と手間をかけて仕上げた1品だからこそ、生まれたての赤ちゃんの肌のような仕上がりの伊達巻きが出来上がるんですね。伊達巻き1つとっても、家庭では時間も手間もかかるんですよね。
だいたいのお重って仕切りが3×3でしょ?おかずによっては隙間が見えてしまって、気分もその場の雰囲気も下がってしまう感じ。その点、ここの2の段はエビフライなど、おかずに合わせた仕切りがされているので好感が持てます。クリスマス気分に浸っている暇もなく26日から29日の4日間で作ってしまうのだそう。それも冷凍ではなくて、冷蔵で31日にお手元に届くようになっています。解凍した時の水っぽさやパサパサ感というのも、心配することはないんです。税込み39900円で、自宅にいながら料亭の味が味わえますよ