一戸建てを購入する際の諸費用とは
一戸建てを購入する際には、購入時に発生するさまざまな費用があります。
具体的には、手付金、不動産取得税、固定資産税・都市計画税、登記費用、印紙税、住宅ローン諸費用、そして仲介手数料(仲介を通して購入する場合に限定)の7つの費用が挙げられます。
これらの費用は、一戸建てを購入するプロセスごとに発生します。
事前にこれらの費用を把握しておくことで、一戸建ての購入に関する費用面のイメージを具体化することができます。
以下では、具体的な各プロセスごとにかかる費用について詳しく説明していきます。
参考ページ:中古 物件 購入時の諸費用とは何があるの?詳しく解説!
一戸建てを購入する際の諸費用:購入時にかかる費用
一戸建てを購入する際には、以下の費用が発生します。
1.手付金: 一戸建ての購入時に、買主が売主に支払う金額です。
手付金は、新築物件でも中古物件でも発生します。
一般的には物件価格の5~10%と言われており、買主が契約を解除したい場合には、手付金を放棄することで解約することができます。
2.不動産取得税: 一戸建ての購入により土地と建物を取得した場合、それぞれに不動産取得税が発生します。
不動産取得税は、土地と建物の課税標準額(固定資産税評価額)に税率をかけて求めます。
3.固定資産税・都市計画税: 一戸建てを所有する期間中、年に数回支払われる税金です。
固定資産税は土地と建物にそれぞれかかりますが、都市計画税は建物のみにかかります。
4.登記費用: 所有権の登録や移転、抵当権の設定などを行う際に必要な費用です。
登記費用には登録免許税や司法書士への報酬などが含まれます。
報酬額は司法書士事務所によって異なりますが、一般的な一戸建ての登記費用はおおよそ10万円程度です。
5.印紙税: 不動産の売買契約書や住宅ローン契約書を作成する際にかかる税金です。
契約書の作成には一定額の印紙税が必要になります。
6.住宅ローン諸費用: 住宅ローンを利用する場合にかかる費用です。
具体的には、鑑定評価料、抵当権設定費用、保険料などが含まれます。
これらの費用は、金融機関や住宅ローン商品によって異なる場合があります。
7.仲介手数料: 不動産会社を通じて購入する場合に発生する費用です。
仲介手数料の上限額は、物件価格の3%に6万円(税抜)を加えた金額です。
直接売主から購入する場合は、この費用は発生しません。
以上が一戸建てを購入する際にかかる費用の一部です。
これらの費用を把握しておくことで、予算管理や購入計画の立て方に役立てることができます。